欠乏の機能性ブログ

日々の上腹部不定愁訴と気付き その思考

付きまとうセンシティブさ 誤った生き方の術

閉じきった部屋にストーブの匂いがこもっている。色の見えるようなガスの匂い。窓の向こうを見れば、辺りは既に晩秋の気配がしてくる。もう寒くなった。あれほど暑かった夏は過ぎ去り、一年の終盤に差し掛かっている。

夏の暑さはきつい。でも、空が青く、光が差してくるのは有難い。冬と比べれば、それだけで心が軽くなる。

冬の風情も好きだけれど、どこか暗い気分に覆われてしまう。過去の鬱屈とした気持ちが蘇る。灰色の空と雪に閉ざされた街。色を失っている一面の世界。どうにもかつての体調を思い出す。やはり晴れが良い。

身体のレベルが低いのはあるけれど、終日家に籠りきりでは、良くなるものも良くならない。それはタフネスパーソンであってもそうなるはず。人間は適度な刺激を求めるため、籠りきりで暇なのも良くない。

かといって、外は外で刺激が多い。それでいてやりたいことは強くあり、それが満たされないと内側での刺激となってしまう。

敏感さと好奇心旺盛さ。刺激に耐えうる幅が狭い。快適でいられる幅が狭い。多方面から刺激が伝わり、それを受け止めてしまう。

テレビなどの画面の向こうの人たちは、何の気なしに自分のペースで過ごしていそうだ。個人的にはそう感じられる。羨ましい。寝る時間や食べる時間、休む時間など、すべてを自由に過ごしていると思う。

それが得られない人もいる。それさえ手に入れられたら良い。そう思う。そのためには、安心できる環境を作り、親愛なる人が居ること。ゆっくりと自分のペースで歩めること。それが一番だ。

 

一人で過ごす時間をもっと増やしたい。まずはそこがある。もはやそれだけで大方は楽になると思う。刺激に対して防御すること。安らげるところでバランスを取ること。

タフネスパーソンであっても、学校生活や仕事で感情が外側に持ち出されたら、一人静かに過ごしてバランスを取る必要がある。そうすることで家族と穏やかに接したり出来る。

それは何気なく自然に行われるものだろう。こういったことをHSPは意識して行い、外側との緩衝地帯をつくる必要がある。

それを叶えるために、家族と話をしたりする。外側の問題は、内側に原因があったりする。外に出ていくために内側を整えたり、今度は内側を保つために外と相対したりする。

大切なのは、安心の出来る環境があること。そして優しい人がいること。それがあれば上向いていくはず。

 

個人的には、ネックの中に家族の存在がある。それが難儀なところだ。家族は責めてくるようなことは言わないけれど、紆余曲折を経て、自分の抑圧の発端になってしまった。そのため、なかなか呪縛を解けない。こもる日々と家族。体調と日常。常に神経が高ぶりやすい。

一番の理想は、気楽に考えること。安心できるような、精神的で肉体的な居場所を持つこと。それがないから不安定になり、好ましくない立脚点を頼りにしてしまう。置き去りにされた気持ちは、別のところで現れる。

 

「体調をケアすべきだ」という教訓。それは体調ばかりを気にしすぎる事に繋がった。無理に身体を上向かせようとしてしまう。そのように振れて身に付いた。それは周囲のケアによって得た生き方の術。その事が好ましくない場合がある。

身体が低調な時は、体調にまつわる自分の感覚や感情、相手の挙動や感情をセンシティブに感じ取り、深く考えてしまう。それが重くのし掛かり、その相手を喜ばせようとか、安心させようとか、ありのままの反応が持ち出されてしまう。それは抑圧へ繋がっていく。

 

体調は全ての原初。一番の原資だ。元気があれば何でも出来る。でも、元気がなければ何も出来ない。

身体が辛い時は、体調の感覚全てが押し寄せてくる。良い時には更に上向かせようとし、悪い時はこれ以上悪くならないようにしようとしてしまう。そう強く思って自分にプレッシャーをかけていく。

無理のしすぎだ。体調が良くなれば良くなっていき、悪くなれば悪くなっていく。悪循環はすぐやってくる。

 

安心できる環境に身を置き、優しい人が近くに居てくれること。それらが欠かせない。それを得て、自分のペースで生きていくこと。気楽に、マイペースに、呑気でぐうたら過ごすこと。

そうやって身体が落ち着けば、今度は外と折り合いをつける。その段階へ進める。周囲の協力を得て、少しずつステップを踏んでいくこと。

やはり一朝一夕には変わらないな。しばらくは忍耐だ。大事なのは、呪縛の原因を突き止めること。自分で捉え直しをしていくことだ。そして、ありのままの自分は悪くないと思うこと。そう思えるまで務めること。

 

体調が整えば、自己実現へ向けた生活の充実感が得られるはず。それがあれば良い。生きている実感を得たい。

挫折しても良い。とにかく苦しみや恐怖から逃れたい。その一心だ。

「普通」に届くか。諦めなければ可能性としては無限。

鍛練です。

 

また明日。

 

参考書籍 :